イナズマイレブン 各シリーズのSCについてあっさり解説

どうも、kunonです。今回はゲーム「イナズマイレブン」シリーズの「シュートチェイン」(以降SC)についてあっさり解説したいと思います。

 

はじめに

SCとは無印3から登場したシステムで、おそらくではありますがシュートを強化する目的で実装されたと思われます。

ただその実態はGO2以降はシンプルに威力が加算されるのに対し、実装初期の無印3とGO1では発展途上のためか、かなり複雑になっています。それらをあっさり解説しますので興味のある方はご覧ください。

 

無印3

無印3でSCと聞くと真っ先に連想されるのは「ロングシュートシュートチェインキャンセル」(通称LSSCC)でしょう。

これは「シュートを撃った際にSCの判定が入った時、それをキャンセルすることで以降のシュートへ一切の関与を封じる」というシステムの穴をついた戦法です。実例で解説しましょう。

 

シューター:ごうえんじ

SC役:ヒロト

SB役:かべやま

GK:たちむかい

 

このような状況の際に、豪炎寺が「グランドファイア」を撃って壁山のSB判定の前にヒロトのSC判定が発生すれば成功です。ヒロトのチェインをキャンセルすることで壁山のSB判定までキャンセルしてそのまま豪炎寺VS立向居になります。

これを応用してペナルティエリア付近に行かずとも属性強化をもたせた選手にLSを撃たせてSCCすることで得点を狙うというのがこの戦法のメジャーな一連の流れです。一応シュート特化の「ディラン」でSCCを挟みつつ遠距離から超火力でGKを打ち抜いたり、ペナルティエリア付近で選手を密集させて近距離でのSCCも戦法としてはアリです。

この戦法の注意点は第一にLS役とSC役の位置調整をすることです。LSを撃ったとしてもSC出来なければ相手SBに止められてしまう可能性が高いです。またSC役がペナルティエリア付近のSC出来る範囲内にいないといけないことにも注意が必要です。

バグっぽい挙動なので嫌う方もいらっしゃると聞きますが個人的には肯定派ですね。SC技やSB技を持っていることが評価されることになり活躍できる選手が増えることや、それの対策を含めての守備を考えないといけないことも面白さに繋がっていると感じることが主な理由ですかね。

そんなとこから入るのはおかしいだろというツッコミもあるかとは思いますがまぁ原作でも無印2の白恋戦の後半開始直後の吹雪のシュートやかの有名な「ゴーシュ0分」も遠距離からドカンとそんな感じですし超次元サッカーなのでということで。

 

さて、ここまでLSSCCの解説をしてきましたがここからはSCCしない場合の本来のSCの使い方を解説します。というかここからが本題と言ってもいいでしょう。本来のSCの仕組みは少し複雑です。

まず基礎情報を整理しましょう。

 

①SCすると威力が1.1倍になり、SC役の位置からその選手がシュートを撃った判定になる。シュートの進化段階もSC役に依存する。

②GKとのコマンドバトルは「起点のシュート」と「SCを行ったシュート」で技威力を比較し、高いほうを参照する。

③SBとのコマンドバトルは「SCを行ったシュート」で行われる。

④SBが挟まるとSC出来ない

オフサイドが適用される。

 

以上が基本的に頭に入れておくべき要素です。

ではここで私のチームの選手を実例に考えていきましょう。

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能力値は乗せていませんが、「ナッキー」はキックを限界まで伸ばし「ヒデナカタ」はキック切りの育成を施しています。この二人でSCをするとしましょう。

まず、ヒデナカタでLSである「ブレイブショット」を撃ちます。これをナッキーが「ペガサスショット」でSCしてGKに到達した場合はどうなるでしょうか?

結論から言うとこの場合は「ナッキー」が「ナッキーの位置」から「無進化ブレイブショット」を1.1倍の威力で放ったことになります。ペガサスショット<ブレイブショットなので、上記の基礎情報に照らし合わせれば簡単ですね。

 

次にヒデナカタがLSを撃ちますが、ブレイブショットをキャンセル。ノーマルシュートを撃ってそれをナッキーがペガサスショットでSCをしてGKに到達した場合はどうでしょう?

こちらは「ナッキー」が「ナッキーの位置」から「ペガサスショットV3」を1.1倍の威力で放ったことになります。ノーマルシュート<ペガサスショットなのでこちらも簡単です。

 

では最後にヒデナカタがブレイブショットを撃ち、ナッキーがペガサスショットでSCしたものの、SBを挟まれた場合はどのような計算になるでしょうか?

この場合が最も複雑で、「ナッキー」が「ナッキーの位置」からSBとは「元のSC技のペガサスショットV3」で対決し、GKに到達すれば「無進化ブレイブショット」でのコマンドバトルになります。

つまり、上記の三例を総括すると、SCをする場合に以下のことに注意しましょう。

①LSとSCで使った技で威力が高い方でSC役がGKと対決。

②SC役がSC技でSBと対決。

オフサイドにならない位置、相手SBがSC役より手前にいない位置で行うこと。

④SCをしたからといって必ずしも威力が増加するわけではない。

あっさり言うとこの4点に注意すればOKです。SCをする場合は起点側の能力値は関係ありませんがSCする本人の能力値、技構成が重要なわけですね。

ただ④にもあるようにキックを伸ばしたヒデナカタで真ブレイブショットを撃ってそれをナッキーでSCしてもナッキーが撃ったことになるので距離は近付きますが技威力自体は伸びません。特にシュートの起点役とSC役の両方がペナルティエリア付近にいる場合はSCしない方が火力が高いことがあるので注意です。

一応SCは二回まで、という仕様がありますがそんなシチュエーションはまず起きないので気にしなくてよいでしょう。

このような仕様なので本格的にSCを主軸に戦おうとすると、SC役も起点側のシュート技を覚えておかなければいけないことや位置調整などの問題もありハッキリ言うと扱いづらい、戦いづらいためあまりメジャーではありませんね。

 

 

GO1

おそらく無印3と同じくらい複雑です。ただネット上にも情報が少なく、信憑性も薄いため私の主観と実機での体験をもとに解説します。用語は便宜上GO2のものを使用します。

まず、こちらも以降のシリーズと違いSCをしたからといってトータルパワーが増加するとは限りません。ここは実機で確認したので細かい計算式とかはともかく減少することがあるのは間違いないと思います。

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この極限育成をした二人とNPCで確認しました。まず手順は「幸恵の対戦ルート」にて「グレートイナズマ」と対戦。そこの「ザゴメル」相手に「ウサギ」による化身シュート「チェックメイト」を「キリカ」の「エボリューション」でチェインして確認。30~40回程の確認ですが、内で二回「グラビティポイント」で止められてしまいました。

当然ですがウサギのチェックメイトでザゴメルを安定して破れることを前提として考えています。実際SCを挟まずにシュートした場合に、選手が変わったりはありますがチェックメイトで止められたことはなかったと記憶しています。また、距離については確認時に試合開始からほぼ同じ手順を取っていたので大きくは違いませんが誤差レベルでの差異はあると思います。

化身技に失敗はないとされているので、これらを前提に考えた場合はキリカのエボリューションが失敗判定になったと考えるのが自然です。ただその計算が

 

トータルパワー(ウサギのチェックメイト+キリカのエボリューション)×失敗補正

 

となっているのではないでしょうか。これ以外で威力が減少する理由は乱数ぐらいですがSCを挟んでいる以上、SCが理由で減少していないと色々と辻褄が合わないと思うので・・・まぁ私にはこれ以上のことは分かりませんので有識者の方がいらっしゃればご教授をお願いします。

まぁこれは技が失敗した場合なので、成功すればもちろん普通にトータルパワーは上昇すると思います。3回全て成功した場合はとても強くなるっぽいです。ただこの作品はどれだけテクニックを上げても技が必ず成功する保証はないのでそういうこともあるということを留意しなければなりません。

 

確定事項の注意点は無印3と同じくオフサイドが適用されること。そして、一度のシュートに対して回数制限があることです。私が実機でLSからSCをする方法で確認しましたが4回目以降、シュートレンジにSC技持ちの選手がいても発動しませんでした。つまり、おそらくは3回までしかチェイン出来ません。

 

 

GO2

特段、気にすることはありません。とりあえずSCすればトータルパワーが上昇すると考えて大丈夫です。オフサイドも適用されませんし。

細かく言うと、必殺シュートにチェインすることでそのSC技を起点にした場合の半分の火力がトータルパワーに加算されます。さらにシュートの属性が起点のシュート技と異なる場合はSC技の属性に切り替わります。起点のシュートとSC技の属性が一致している場合は火力が少し伸びます。

 

 

GO3

シュートチェインが暴れに暴れている問題作ですね。基本的な情報はGO2と同じなのですが、「チェインシューター」というスキルが問題なんですよね・・・その効果はSCした時に加算されるトータルパワーを2倍にするというものです。これでSCの威力半減を帳消しに、またミキシ相手から継承することで単純に威力2倍でSCすることが出来ます。それでいてデメリットはなしです。「ちょうわざ!」ですら技威力が1.2倍になる代わりにTPが1.5倍になるというスキルで威力への倍率は低いのにこっちはお手軽にデメリット無しでSC技のみとはいえ威力2倍ですからね。壊れスキルと言われても納得の代物です。

極めつけはGO1時代にあったSCの一度のシュートに対する使用制限がないこと。オフサイドはともかく使用制限も撤廃する必要ありましたかね?残しておけばまだ現在よりはマシな対戦環境になったのではないでしょうか。結局は「ナイスパス」も壊れてはいるのでバランスがいいとは言えませんが、少なくとも開幕LSからのSC連打は化身GKなら止められるレベルになったのではと思います。

 

 

さいごに

一応私が認識していることを記載しましたが、主にネットと実機での情報の元にあっさりと解説したものです。本文中にも記載してはいますが他の部分にも間違っている情報が含まれる可能性が十二分にあります。なにか間違いがありましたらご指摘の程、よろしくお願いします。

 

では今回はこの辺で。